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2013年05月06日

「沖縄の川」を見た!

「沖縄の川から環境問題を考える(その1)」

みなさんこんにちは。チーム変態マニアック担当ことフィッシングライターsacomです(笑)

 前回「釣りの本質とはなんぞや」というお話を書かせていただき、恐らくこのブログに皆さんが期待していた内容ではないだろうな~と思ったりもしました。

 しかしながら、皆さんが興味をもたれている事に関係がないようで、実際は大きく関係がある
そういうお話の入り口として「釣り」を利用しているわけです。
今回もあまり興味ない事なのかもしれませんが、後々沖縄で起きている諸問題を考えるうえで、是非とも少しでも興味をもっていただきたいな、と思っているところです。

 さて、今回から沖縄の「川」について書いてみようと思います

 沖縄の川は、河川法で言う「1級河川」がなく、「2級河川」か「準用河川」しかありません。
1級河川は利根川や四万十川のような、いくつもの都道府県をまたぐ川が対象とのことで、島嶼県である沖縄は2級以下ということになります。

 特徴としては島が小さいということがあり・・・

(1)川の長さが総じて短い

(2)汽水域にはマングローブ林がある

(3)川が短いがゆえに、あっという間に海へ注ぐ

 という特徴があります。ちなみにマングローブというのはヒルギ類など、潮の影響を受け、塩分を含む水辺に育つ植物の総称です

 マングローブがあれば自然豊か・・・と考えたりもするわけで、国場川下流の湿地帯(漫湖)では、水質浄化等の目的でマングローブを植えようという運動があり、現在はマングローブが増えすぎてしまい、マングローブが土砂へ堆積し、鳥が減った原因になってしまったのではないかと見られているそうです。
 環境省がマングローブを伐採し、鳥へどう影響を与えるかという実験をしています

 ちなみに、私自身は漫湖の鳥が減った原因については、別の見解を持っています。
 というのも、前回お話した「生態系」「食物連鎖」を考えたとき、単純に「単純に食べたい餌がいない」ことが原因なのではないかと思っているのです。
 もちろん、鳥が食べそうなカニやハゼはたくさんいます。

 食べたい餌がなぜいなくなったのか。
 水質は確実に良くなっているのですが、なぜでしょうね?


「沖縄の川」を見た!

 そもそも「食べたい生き物」がいるのでしょうか?
 たしかに厳しい自然界、何でも食べなくてはなりません。
しかし、その時期その時期にまとまって楽に捕食できる生き物がいるのですね

釣りで仕掛けに偏りが出るのも、その影響が強いです。

 魚であれば、オニヒラアジという魚が今の時期小さなシラスを偏食するようになりますが、冬場は体長12cm以下のミジュンという魚を食べていることもあります。

 鳥も同じだと思うのですね。
 たとえばこの時期からオーストラリアより渡ってくる「アジサシ」という鳥の仲間がいます。
アジサシもシラスが沸く時期とリンクしていて、水面でシラスを追い詰めて食べるオニヒラアジの周囲でシラスを取り、沖縄で子育てをします。

「鯵刺し」という名前が示すように捕食行動を知ることができますが、子育てのために小さな魚を好むという「食べたい餌」の存在があるのです
これは他の鳥にも、それぞれ事情があるはずなのです。


 生態系と言うと、どうしても「サンゴ礁」「豊かな森」「マングローブ」を連想してしまいます
たしかに一つの見解ではあります。

 しかし、これだけで読み解けないのが生態系の面白いところです。
 人工的な港にだって特有の生態系があるから、釣りという遊びが成り立ちます

 休みの日に身近な漁港に行ってみてください。
 よほど天気が悪くない限り、釣り人がいます。
 魚がポンポン釣れているなら、そこには生態系が成り立っている、と理解していただけると思います
 シラスとオニヒラアジ、アジサシの捕食行動も、人工的な都市部の港でも見ることができます。

「沖縄の川」を見た!

 最後にお願いなのですが、釣れるからと悪天候のなか釣りに行くのは、是非とも控えてくださいね
 仕事も遊びも安全第一。
事故が起これば、それだけで釣りができなくなります。
 自らが事故にあわなくても、真似した誰かが事故に合うかもしれませんからね。
 結局、釣りの話になっちゃいましたね(笑)

sacom(フィッシングライター)
http://fishersgate.ti-da.net/

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「沖縄の川」を見た!
  特別ゲストに、TVでおなじみ「櫻井よしこ先生」をお呼びして、祖国復帰の理念に立ち戻り、沖縄の様々な問題に切り込んでいく大会としたいと思います。

◯祖国復帰日の丸パレード
10時30分 普天満宮集合
11時 パレードスタート(宜野湾市民会館まで約1,4キロ】

◯テーマ 「現在の沖縄問題を解決し、子や孫に誇れる沖縄県へ」
◯日 時 5月19日(日)14時開会(13時開場)

◯場 所 宜野湾市民会館大ホール(宜野湾市役所の隣です)
第一部 沖縄県祖国復帰41周年記念式典
第二部 記念講演 櫻井よしこ先生(ジャーナリスト)

◯会 費 500円
◯主 催 沖縄県祖国復帰記念大会実行委員会
那覇市若狭1-25-11波上宮内


基地問題・安全保障問題、前進しようとするたびに県内マスコミと一部勢力が猛反対し、正論を封じようとしています。
 「沖縄県祖国復帰四十一周年大会」では、四十年の歴史を振り返った昨年の大会から、新たな一歩を踏み出すべく、基地問題や安全保障など沖縄をとりまく問題にも取り組んで参りたいと思います。
ご協賛も募集しています。

琉球銀行口座 店番号308 口座番号512952
郵便振替口座 01700ー9-72981 沖縄県祖国復帰記念大会実行委員会

ご協賛いただいた方には、参加無料券を差し上げます。
またご希望の方は大会パンフレットにご芳名を掲載いたします。

お問い合わせ
電話 098-868-3697 FAX 098-868-4219
携帯090-6831-0989(坂本)
E-mail npnkig.okinawa@gmail.com



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Posted by ウチナンチュは見た at 22:51│Comments(0)環境問題もう琉大生
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執筆者             
☆「職業・教組」・・・
ウチナンチュのような顔をしたナイチャー姉さん。家庭を守る主婦として沖縄暮らしについて一家言ある。非常識なペンネームに対して割りと常識人。                                                      
     ☆「sacom」・・・
何百年も続く家系の由緒正しきウチナンチュ。命をかける釣りのことから、環境問題、安全保障問題について他の追随を許さない知識量を誇る。しかしあまりにもマニアックすぎて周囲からは変態扱いされている。                                        
☆「もう琉大生」・・・首里城近くに生まれ育った、ちゃきちゃきのウチナンチュ。
進学校に進み、地元ヒエラルキーの頂点と言われる琉球大学に進学するものの、物足りなさを感じていた。

                         ☆「伊良部島の次男」・・・ 
2年前に仕事の関係で、那覇市に引っ越してきた。「ナイチャー」「ナイチャー」と言われ悩んだことも。
ペンネームは伊良部島へ行った時に、何故か道行く人に「オマエは◯◯の次男か」と何度も何度も間違われたことから。

☆「某琉大生」・・・※「もう琉大生」君とは別←沖縄生まれ沖縄育ち。沖縄の中の欺瞞的な反基地論を徹底的に批判するが、それは地元沖縄への郷土愛があるからこそ。見てはいけないものをよく見る。