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2013年06月05日

辺野古埋め立てを見た!必要な埋め立てと那覇第二滑走路

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 暇みたいで結構忙しい、マニアック担当sacomです。
 忙しいけど続き書いてみます。

 今朝のラジオにて、某保守政党が「県内移設へ修正」するという感じのニュースが出ていました。
 新聞とテレビ等の報道の仕方が違うようですが、沖縄県連のローカルなんちゃらで「普天間基地の県外移設」とし、辺野古移設の方針の本部との”ねじれ状態”になっているのを修正していると私は理解していますが、どう進んでいくのでしょうね。
 それが政治家の仕事だと思うのですが、ホンネがあるならしっかり発言してほしいものですね。
 もちろん、信念を貫き「県内移設」としている政治家の方もいらっしゃるようで、そういう方は新聞はじめマスコミにバッシングされていますが、私自身は外圧に負けない姿勢に大変感心しています。がんばってほしいものです。

 辺野古については政治家だけではなく、一般国民及び県民も本音を言えない難しい分野なのかもしれません。
 先日ニコ生の番組に出させていただいたコメントより感じたことなのですが、保守の方が環境関連の話になるとどうしても弱い印象があり、逆に環境の話をするとあっち側に見えてしまうのです・・・経済も防衛も大事ですが、環境の話に強くなると、理路整然とした話が得意な保守の方に分があるような気がするのですけどね。
 この日記が「埋め立て」や「辺野古」のことを考えるうえでの、一つの参考になれば嬉しいことでもあります。

 さて、このシリーズ最初あたりに「いたしかたない埋め立て」があると書きました。ゴミ焼却灰や電力会社の石炭灰の埋め立て処分(管理型処分)用地も、いたしかたない埋め立てです。
 また、辺野古についても、いたしかたない埋め立てだと私は考えています。

 くれぐれも「基地も不要物なんだから埋め立ててしまえ!」ってことじゃないですからね。できればやらないでほしいけど、危険性除去のためにも現実的であり、いろんな要素を考えるとやはり県内移設すべきだろう。いたしかたない。これが自分のスタンスです。
 次回以降書いてみたいのですが、「いたしかたない埋め立て」以外に、減らせる埋め立てがたくさんありますので、埋め立てを減らすならまずそこからだと思うのですね。

 辺野古と処分場用地の埋め立て地には、私なりの共通点があります。それは何かというと、どちらとも「利用目的が明確、かつ必要な埋め立て」にあたると考えています。

 電力の石炭焼却灰&ごみ焼却灰の管理型処分場としての埋め立て
辺野古埋め立てを見た!必要な埋め立てと那覇第二滑走路
 普天間飛行場の移設用地としての埋め立て。
 代替する施設(管理型処分場・飛行場)が、島の陸地側に作れない。なので、埋め立てして利用するという利用目的があり、必要な埋め立てなのです。普天間の危険性を除去するためにも、必要であるという考え方もできます。

 なお、「何が何でも普天間の県内移設反対」という方もいるかもしれませんが、つきつめていくと埋め立てや環境の話より、軍事的・思想的な要素が大きいのです。これはまた別の機会に書いてみようと思いますので、お楽しみに。


 さて、これらの埋め立てと同じ位置に「那覇空港第二滑走路」の埋立があります。

 辺野古と那覇空港は、ともに「滑走路及び保安地、ならびに関連施設」として使われることになります。滑走路はもちろん、滑走路までの誘導路、オーバーランしたときの保安地、駐機場、格納庫等も必要になりますからね。(駐機場等は、もともとの陸地側または埋立地に作るものと思われますけどね。)
辺野古埋め立てを見た!必要な埋め立てと那覇第二滑走路

 なお、辺野古については米海兵隊のヘリ基地(オスプレイに機種変)の移設先であって、滑走路はいらないじゃないかという方もいるかもしれないけど、長距離飛行に必要な空中給油機も運用するでしょうから、やはり滑走路は必要なのだと思います。


 那覇空港第二滑走路のケースにおいても、”那覇空港第二滑走路は自衛隊と共同使用なので反対”という人が一部いるようですが、これは軍事的な話。「埋め立て問題」「環境問題」としてモメる要素が殆どありません。それはなぜでしょう。

 簡単な話、逼迫している滑走路の増設による利便性や、経済効果を中心に期待している県民が圧倒的多数であり、「那覇空港は必要な埋め立てだからしかたない」と考えているからではないでしょうか。だから反対運動が起こらない。

 自分に直接関わらない埋め立ては反対。しかし、少しでも自分にかかわりそうな埋め立てはスルー。美ら海を愛すると公言している人でも、たいていの場合、こんなものなのかもしれません・・・。

 どうせ汚れた那覇の海なんだから、埋め立ててもいいんじゃないか。辺野古は美しいからダメだと言う人がいるなら、それは違うぞと声を大にして言いたいです。どこの海だって大事です。

辺野古埋め立てを見た!必要な埋め立てと那覇第二滑走路

辺野古埋め立てを見た!必要な埋め立てと那覇第二滑走路
 
 私自身、空港沖の海で船を走らせていたので、その豊かさは誰よりも知ってるつもりです。ウミガメなんて頻繁に見ますし、魚もよく釣れます。インリーフには藻場もありますよ。私自身、第二滑走路が大嶺崎のリーフに大きく張り出すということを知ったときは、ショックも大きかったです。
 しかし、いたしかたない埋め立てであるのも理解しておりますので・・・。
 写真いっぱいあったんですが、どこ行ったかな・・・?


 次回は埋め立てと関係がある「航路と沖縄経済」、それと「減らせる(不要な?)埋め立て」との関係について書いてみようと思います。

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Posted by ウチナンチュは見た at 10:24│Comments(2)埋め立て安全保障基地問題sacom
この記事へのコメント
埋め立て記事読ませて頂きました。冷静で明確な意見ですね。私は沖縄出身で東京で勤務してますが、沖縄県民の反対して金貰って容認って構図には、いつもながら恥ずかしいです。どうにかなりませんかね?(~_~;)
Posted by かわまん at 2013年12月27日 18:20
反省の弁でものべろよ
Posted by ku at 2017年02月28日 12:13
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執筆者             
☆「職業・教組」・・・
ウチナンチュのような顔をしたナイチャー姉さん。家庭を守る主婦として沖縄暮らしについて一家言ある。非常識なペンネームに対して割りと常識人。                                                      
     ☆「sacom」・・・
何百年も続く家系の由緒正しきウチナンチュ。命をかける釣りのことから、環境問題、安全保障問題について他の追随を許さない知識量を誇る。しかしあまりにもマニアックすぎて周囲からは変態扱いされている。                                        
☆「もう琉大生」・・・首里城近くに生まれ育った、ちゃきちゃきのウチナンチュ。
進学校に進み、地元ヒエラルキーの頂点と言われる琉球大学に進学するものの、物足りなさを感じていた。

                         ☆「伊良部島の次男」・・・ 
2年前に仕事の関係で、那覇市に引っ越してきた。「ナイチャー」「ナイチャー」と言われ悩んだことも。
ペンネームは伊良部島へ行った時に、何故か道行く人に「オマエは◯◯の次男か」と何度も何度も間違われたことから。

☆「某琉大生」・・・※「もう琉大生」君とは別←沖縄生まれ沖縄育ち。沖縄の中の欺瞞的な反基地論を徹底的に批判するが、それは地元沖縄への郷土愛があるからこそ。見てはいけないものをよく見る。